「理想の家」は「理想の暮らし」からイメージする

「理想の家」というと、洗練されたデザイナーズ住宅や吹き抜けのある家など、自分の夢のマイホームを想像するでしょう。しかし実際には、家庭を持って子どもを育て、老後をそこで過ごす人が大半です。そのため、見た目だけでなく暮らしやすさや住宅の性能も重視しなければなりません。

「理想の家」は、「理想の暮らし」と言い換えることができます。例えば、平日は買い物から帰って来て、家事までの導線が楽であってほしい。休日はリビングでゆったりと過ごしたり庭でバーベキューがしたい。老後もメンテナンスの少ない家が良い。といった具合です。こういった「理想の暮らし」から、その人に合った家の間取りや住宅性能、家に付帯する設備などを決めていきます。

各社のモデルハウスを見学してイメージを明確にする

多くの人が、住宅を建てるのは人生で1度か多くても2度でしょう。家づくりを考えるほとんどの人が、初めての経験だと言ってよいです。家づくりには多額の資金と時間と労力を要するため、出来上がった時は泣くほど感動する人もいますが、逆に後悔するような失敗をしてしまうと、とても落ち込んでしまうでしょう。

なるべく、自分たちの建てたい家のハウスメーカーや工務店のモデルハウスをたくさん見学すると、想像と実際の家との乖離が起きづらいです。また、モデルハウスの中でも住宅展示場にあるような50坪もあるようなものではなく、自分たちの建てようと考えている広さのモデルハウスを選んだほうが、広さのイメージがつきやすいので役に立つでしょう。